阿呆ロートルの独り遊び

ほとんどはDIYでカスタムしていった単車の備忘録です

うーぱーにも判る 『レクチの話』 おれのは大丈夫?

いきなりレクチが死んでも気づかない人は多いです。

週1位のちょい乗りで、バッテリーの自己復電で何となく使えることが多いためでしょう。毎日通勤に使う「うーぱー」だと「なんか、バッテリー弱いな」という違和感を感じるでしょう。

バッテリーが元気な間はまだ気が付きません。

制圧できなくなった過電圧でバッテリーの希硫酸が沸騰・蒸発し起電力が落ちてしまうと、バッテリーが抵抗になって守ってくれていた電装系が自爆し始めます。MFだとバッテリー容器の破裂などのリスクが高まります。

回転に応じて極端にライトが明るくなって切れやすくなるとレクチは終わってると思っていいでしょう。開放型バッテリーだと液面が下がってしまって、フローチューブ周りは酸蝕されていて、ひどければ硫黄のにおいがするでしょう。

こうなったら、レクチとバッテリーは交換して下さい。

この状態が続けば、貴重なECUやCDIなども次々と死んで行きます。

 

予防策としては、レクチの移設や、高容量バッテリーが標準装備された機種からのSWAP、放熱のために積極的にアルミ放熱板やCPU用のヒートシンクをつけてみるなどが有効だと思います。

スペースの都合、過去のMC15にはFZ400用のレクチにCPUヒートグリスを塗り、アルミ板に固定した上でフロントカウル下部に固定したり、サイドカウル後方に付けたりしていました。

今後、FGに細工するなら同様の加工をすると思います。

 

指定が開放型バッテリーのVTですから、日ごろから液面をチェックするだけで状態は想像できると思います。

ほかの車種についても、応用して考えてみれば結構有効な対策になると思います。