阿呆ロートルの独り遊び

ほとんどはDIYでカスタムしていった単車の備忘録です

うーぱーにも判る 『レクチの話』 おまけ

『車内で100V製品が使える!』というインバータですが、これがまた無駄の多い回路です。

交流発電 ⇒ 降圧 ⇒ 直流整流 ⇒ バッテリー ⇒ 極スイッチング ⇒ 昇圧

で擬似交流100Vを作ります。交流発電された波形は滑らかできれいな正弦波ですが、このスイッチングによる切替で産み出されるのは、矩形波とか方形波とか呼ばれる角々したものです。

安いインバータではノイズも多く、「汚れた電気」です。ま、車で家庭向けオーディオを使うことは考えにくいです。でも、ポータブルオーディオのACアダプターを使って指定の直流電圧を取出すというのもくだらないですね。

ノイズもですが、効率が悪い。ロスが多すぎます。

電気回路の多くは熱を出します。そうすることによって、その回路には余分になる電気を熱に交換して制御するため仕方ないのですが、そんな無駄ない方がいいでしょ?

だったら、降圧・昇圧回路を組んだほうが余程いい。

12Vを9Vとか6Vに落とす回路はいくらでもネットで拾えますから、後は作るか買うかすればいいです。特に最近はスマホやポータブルプレーヤの普及で、USB充電のものが増えました。だったら、容量の大きい(2A程度)のシガーソケットUSBアダプタを購入してUSBケーブルに接続すればいいだけです。

実際、オイラのMOVEにはインバータは置いていません。

PC用に自作の19VのNi-Cdバッテリーを乗せることがある位です。

他のデバイスについては車用のものなので、最初から12V設定ですから何にも悩むことなく使ってます。

単車にもギボシで12Vをバッテリーから取出せる配線を用意して、ETC・ナビ・レーダー・MP3プレーヤを動かしています。これらは小振りなタンクバッグに半固定しているので、乗り換えてもバッグを持って、ケーブルを挿すだけで同じように使えるようにしています。