うーぱーは知らない鈴菌の世界 NZ250 タンクの錆取編(結構お気楽)
先の作業と並行して行っていたのが、赤錆が覆っていたタンクの内部処理です。
乾燥状態で放置されていたようで、積み重なるような錆の層はありませんでした。
これなら一皮剥くだけで復活できます。
必要なものは
1.サンポールなどの塩酸系洗剤
2.マジックリンなどのアルカリ系洗剤
3.2stオイル
必要量は錆の状況とタンク容量によりますが、あまり気にしないでも大丈夫です。
濃すぎる酸を錆のひどいタンクで長時間満たせば穴が開きます。サンポールなら10倍希釈で3時間ごとに処理状況を見て、ゆすれば地肌が見える位までやればOKです。
酸性液を排出する時は残りが少なくなったら、ホースで中をすすぎながら固形物を流し出します。NZはフロートセンサーがあるため、中の確認も排水も楽です。
あらかた排水出来たらコックやセンサーを取付けてアルカリ洗剤を投入。こちらもそんなに量は気にしません。下地を変化させるためではなく、酸性液の中和が目的です。気持ち濃い目でいいでしょう。タンク全体の残った酸を中和させるのですから、5分ほど振り回して撹拌します。
その後排水し、泡が出なくなる程度までホースを突っ込んで洗浄。フロートやコックに異常がないか確認し、乾燥させます。
おいらは車のルーフに乗せて30分ほどで乾燥できました。
アトマイザ(女房の使用済み化粧品のスプレー瓶)に2stオイルを入れて、それぞれの穴からまんべんなく吹き込んで各部品をきちんと組み立てます。
GPXの新鮮なガソリンを拝借し、フルタンクにします。漏れもないので車体に組込み、センサーを繋ぎ、キャブとも接続します。
コックをひねって新鮮なガスを送り込みスターターON!
セル1発で始動。アイドリングもブリッピングもばっちりです!!
あとはカウル、シートを組み戻し、走行可能な心臓と呼吸器に治療は完了しました。