がんがれば、うーぱーにも出来る?ジェベル200カスタム 倒立編
ブレーキの甘さも定評のジェベルです。
この際TS125R(後期型倒立)に換えちゃいましょう!
ジェベルに乗り換えて手放したTS125Rは部品取のTS200Rからごっそり足回りを移植していました。
その余った足を使うことにします。
注意が必要なのは、アクスルシャフト径が全然違うこと。
ジェベルのホイルを使いたければ、ベアリング・メーターギア・カラー・スペーサーの交換が必須となります。
一気にハードルが上がります(というか、手間が増える)ので、アッセンブリで交換出来ないと「うーぱー」には難しいです。
大きな加工が3箇所出てきます。切飛ばしなのでグラインダーが必要です。
切断するのはアンダーブラケットの回り止め(ステアリングストッパ)2個で、完全に削り落とす必要があります。
ジェベルとは位置が異なります。
無くしてしまえば、ステアはタンクに当たります。通常の走行で当たる事はまずありませんが、押し歩きなどの場合を考えてタンク側に保護のスポンジを貼りました。
ホムセンで100円程度のものです。
後の2箇所は現物合わせで削るものです。
1つはフレーム上側のステアリングロックの扇方プレートです。
外周で3mm弱削ります。
これで三又を組むことが出来ます。
最後の切断箇所はジェベル200の顔とも言えるライトガードです。
一番下のインナーチューブにバンド留してあった部分がアンダーブラケットに干渉しますので1cm程度切り落とします。
実際は倒立の場合アウターチューブが上に来るため、ライトガードは2cm程度広げる必要がありますが、力技で押し込みました。
また、切断箇所のRも狭く、フィッティングが宜しくありません。叩いて合わせるなどして拘るのは自由ですが当方は機能重視なのでそのままです。
ハンドルもスイッチ類を組んだままにして作業を始めたので、後は普通に組上げて完成です。
少しだけ足長になり、ブレーキもよく効くようになったので満足なカスタムです。
※ 必要なもの
TS125R(後期型)またはTS200Rの倒立フロント回り一式
グラインダー(三又を組むのにないと始まりません)
ドライバー・ボックスレンチ8~17mm・6角レンチ4~6mm(補器類の着脱に必要です。)
インシュロックと両面テープ(配線やクッション材の固定に必要です)
はさみかカッター、ニッパー(緩衝材とインシュロックの余分を切る時に必要です。)
サンドペーパー・パーツクリナー・モリブデングリス(ベアリング・シャフトはぜひこの機会にメンテして下さい)
※ 作業時間
半日は見てください。
<余談ですが・・・>
おいらはジェベルのホイル周りを使おうと考えていて、シャフトを挿す時に「しまった・・・」と気付きました。
TSのホイルは持ってなかったからです。
オク巡回して手頃な出品はありましたが、手元に揃えられるまで2週間近く掛かりました。
もちろんその間ジェベルは仮組状態で使えません。
複数台持っているため特に困りはしなかったのですが、1台オーナーは周到な用意が不可欠です。
使用上支障がなければ妥協できる阿呆ロートルですから、ブレーキホース取り回しなんか直線にはなってません。
完璧に仕上げたいうーぱーはブラケット加工やステー作成などもお楽しみ下さい。